作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | プラスチック光ファイバの複合材料への超音波溶着 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第63回応用物理学会春季学術講演会 |
誌名 | 第63回応用物理学会春季学術講演会予稿集 |
巻・号・回 | 20p-S322-6 |
発表年月日 | 2016/03/19 ~ 2016/03/22 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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東京工業大学 | 島田 俊平 |
東京工業大学 | 田中 宏樹 |
東京工業大学 | 長谷部 和彦 |
東京工業大学 | 林 寧生 |
iMaRRC | 西崎 到 |
抄録 |
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近年、鋼構造物の経年劣化や地震による損傷が社会問題となっている。それらの効率的な補修・補強技術として、複合材料である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を補強材として導入する手法が注目を集めている。FRP は軽量かつ高強度・高耐久性を有し、現場での取り扱いが比較的容易である。一方、補強箇所の健全性をモニタリングしたいという需要が高まっている。モニタリング技術として期待されるのが、長距離に渡って歪分布測定が可能な光ファイバセンシングである。特に、コア径が大きく柔軟性に富むプラスチック光ファイバ(POF)を用いることで、現場での扱いが容易となり、断線の可能性も低減できると期待される。従来、CFRP 表面にPOF を固定する際は接着剤を用いていたが、接着剤が硬化するのに時間がかかる、CFRP の変形を接着剤層が吸収してしまう、などの問題点があった。そこで本発表では、超音波溶着技術を用いてPOF をCFRP表面に固定する手法を提案、実証したので報告する。実験の結果、短時間でPOF をCFRP に固定することに成功した。溶着時間に対するPOF の光伝搬損失の変化も調査した。 |