作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 重質残油から製造したアスファルトの評価法の適用性に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第13回北陸道路舗装会議 |
誌名 | 第13回北陸道路舗装会議技術報文集 |
巻・号・回 | 13 |
発表年月日 | 2015/06/03 ~ 2015/06/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国立研究開発法人土木研究所 | 平川一成 |
国立研究開発法人土木研究所 | 川上篤史 |
国立研究開発法人土木研究所 | 久保和幸 |
国立研究開発法人土木研究所 | 佐々木厳 |
抄録 |
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石油元売り各社は石油製品の需要低減を受け原油処理量を下げているほか、行政指導のもと重質油分解装置による白油化を進めている。このため国内のアスファルト製造余力は低下してきており、近年では、地域によって石油アスファルトの不足から舗装工事の不落も発生している。1)また東日本では震災の影響もあり生産量が縮小する一方で、震災復興に対する需要増加が見込まれており、逼迫期におけるアスファルト供給量の確保や将来の供給減に備えた低品質アスファルトの規格化が課題として挙げられている。ここで、舗装用アスファルトに分類されない超重質油(以下、燃料用アスファルトと記す。)は他の重質留分とともに発電用に大量に消費されている点に着目し、用途や適用範囲を吟味すれば、これらのアスファルト資源を舗装にも利用できる可能性があることが推察される。そこで、重質残油から製造したアスファルトについてバインダー性状試験と混合物性状試験を行い、その評価法の適用性について検討を行ったので、本報告ではその結果について報告する。 |