作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 多摩川中流域におけるトリクロサンの確率論的生態リスク評価の試み |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第24回環境化学討論会 |
誌名 | 第24回環境化学討論会要旨集 |
巻・号・回 | - |
発表年月日 | 2015/06/24 ~ 2015/06/26 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境研究グループ水質チーム | 真野浩行 |
水環境研究グループ水質チーム | 岡本誠一郎 |
抄録 |
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下水道整備や河川浄化施設の設置などに伴い、高度成長期の急激な流域の都市化の影響を受けて悪化した多摩川中流域の水質は改善している。一方で、人口増加および下水道普及率の上昇に伴い、この流域での河川流量の5割以上を下水処理水が占めることもある。日常で使用される医薬品類の中には、水溶性が高い物質や、下水道などを通じて処理場へ運ばれるものの処理しきれずに下水処理水を通して河川環境中に排出される物質が含まれており、水環境中に流出する医薬品類による水生生物への影響が懸念されている。これまでに、多摩川中流域を対象に医薬品類の生態リスク初期評価により、詳細な検討が必要な医薬品類の存在が報告されている1)。本研究では、生態リスク初期評価により詳細な検討が必要と指摘された殺菌剤のトリクロサンを対象に、多摩川中流域において、詳細な生態リスク評価を実施した。 |