国立研究開発法人土木研究所

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論文投稿 下水道へのWETの適用とその課題について

作成年度 2015 年度
論文名 下水道へのWETの適用とその課題について
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 研究集会・水系環境リスクの最前線テキスト、報告書
巻・号・回 -
発表年月日 2015/07/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
水環境研究グループ水質チーム岡本誠一郎
抄録
土木研究所では、WET試験の下水道への適用について検討している。下水道において、影響が確認された場合の毒性同定評価(TIE)は大変な作業であり、その同定手法の確立が急務となっている。土木研究所が行ったWET試験結果(例)では、ゼブラフィッシュでは、流入下水80%の試験水ではふ化率と生存率が有意に低下したが、放流水ではふ化率・生存率とも影響が無かった。また今回の試験では、流入水の毒性の原因物質としては、アンモニアや界面活性剤の可能性が考えられた。 今後の課題としては、①全国の下水処理水の影響評価手法構築に向けた調査・試験の積み重ね、②日本の下水道に適したTIE手順の構築、③消毒剤等、下水処理過程で添加する物質の評価方法、④国内版の毒性削減評価(TRE)に必要な知見の収集・整理、があげられる。
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