作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 河道内氾濫原における沈水植物群落の分布と成立条件 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 応用生態工学会 第19回大会(郡山大会) |
誌名 | 応用生態工学会 第19回大会(郡山大会) |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2015/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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河川生態 | 片桐浩司 |
水環境研究グループ | 池田茂 |
共生センター | 大石哲也 |
河川生態 | 萱場祐一 |
抄録 |
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河道内のワンドやたまりの沈水植物群落を対象に,過去からの分布状況の変遷を把握するとともに,これらの成立条件について,分布箇所の横断形状や水深,流速などの環境因子との対応から明らかにすることを目的とした.調査の結果,在来の沈水植物群落の大部分が,近年オオカナダモ,コカナダモなど外来種の群落へと遷移した.外来種の多い河川では,氾濫原植生の再生を目的にワンドを創出した場合,外来種群落が成立する可能性がある.また在来の沈水植物群落を再生させるためにたまりは有効であるが,群落の成立後,増水時に冠水しない条件下ではたまりの陸化と水質悪化が進行するため,個体群を長期間維持することは困難であると考えられる. |