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発表 長期データで見るダム下流への置土が付着藻類の現存量に及ぼす効果

作成年度 2015 年度
論文名 長期データで見るダム下流への置土が付着藻類の現存量に及ぼす効果
論文名(和訳)
論文副題
発表会 応用生態工学会 第19回大会(郡山大会)
誌名 応用生態工学会研究発表会講演集 19:
巻・号・回
発表年月日 2015/09/10 ~ 2015/09/13
所属研究室/機関名 著者名(英名)
国立研究開発法人土木研究所自然共生研究センター宮川幸雄
京都大学防災研究所水資源環境研究センター角哲也
京都大学防災研究所水資源環境研究センター竹門康弘
京都大学防災研究所水資源環境研究センター小林草平
国立研究開発法人土木研究所河川生態チーム萱場祐一
抄録
ダム下流河川では、河床に付着藻類が異常に繁茂する現象が知られており、その結果底生動物群集の種多様性が低下する問題やアユ等水産資源が劣化する問題が生じている.その対策として、ダム下流への置土とフラッシュ放流を組み合わせることによって、付着藻類を剥離し河床環境の改善を促す試みが各地で行なわれている。しかし、付着藻類の現存量は、小規模なフラッシュ放流よりも大規模な自然の増水時に剥離してから調査時までの時間によって大きく変動する。このため、異常繁茂するまでの過程や置土による付着藻類の制御効果を明らかにするためには、様々な規模の洪水撹乱の影響評価が可能な長期観測データを分析する必要がある。そこで、本研究では、置土を行なっているダムの中から、ダム下流河川の付着藻類に関する長期データを有するダムを対象にして、河床の付着藻類の現存量に及ぼす洪水履歴の効果について分析し、現存量の増加を抑制できる撹乱規模を明らかにすることを目的とした。
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