作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 地下水に流入した物質の移行状況に関する土槽実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木学会第70回年次学術講演会 |
誌名 | 土木学会第70回年次学術講演会講演概要集 |
巻・号・回 | 第70回 |
発表年月日 | 2015/09/16 ~ 2015/09/18 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動 | 稲垣由紀子 |
土質・振動 | 加藤俊二 |
土質・振動 | 佐々木哲也 |
地質・地盤研究グループ | 阿南修司 |
抄録 |
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建設発生土の有効利用の促進に当たっては,地盤汚染に対するリスク評価技術の現場への導入により要対策土量を減らすことが求められている。リスク評価の現状は,発生源における有害物質の含有量や溶出量によるのではなく,周辺(保全対象や敷地境界等)への影響による評価を行う考え方は示されている。しかし,現場適用実績が少なく,リスク評価のための解析法の適用性や解析条件の設定方法,モニタリング技術については十分に確立されていない。例えば,盛土に封じ込めた汚染土から有害物質が溶出した滲出水が地下水に流入した場合,地下水で希釈されて濃度が低下する可能性もあるが,現状では,濃度の低下の程度が把握されておらず,その影響がリスク評価に考慮されていない。こうした課題に対する検討に向け,物質が地下水に流入し続けた場合に地下水流速や物質の流入量が物質移行特性に与える影響について,土槽実験により確認した。 |