作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 地震履歴が砂の液状化強度およびコーン貫入抵抗に及ぼす影響に関する動的遠心模型実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 日本地震工学論文集 |
巻・号・回 | Vol.15, No.6 |
発表年月日 | 2015/11/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動 | 脇中康太 |
土質・振動 | 谷本俊輔 |
土質・振動 | 石原雅規 |
土質・振動 | 佐々木哲也 |
抄録 |
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東北地方太平洋沖地震では、若齢の人工造成地盤に液状化被害が多く発生した。これは、堆積・造成年代の異なる地盤における液状化強度の「年代効果」が影響を及ぼした結果であると考えられている。砂の年代効果に関する具体的な作用としては様々なものが考えられるが、本研究では地震履歴に着目した動的遠心模型実験を行った。数多くの地震履歴を与えたケースと地震履歴を与えていないケースの過剰間隙水圧等の変化を分析・比較することにより、地震履歴が液状化強度に及ぼす影響を検討した。実験結果は地震履歴と液状化強度比の関係に加えて、液状化強度比と相対密度、コーン貫入抵抗の関係にも着目して整理した。その結果、地震履歴を受けることで砂の液状化強度が顕著に上昇する傾向と、コーン貫入抵抗とS波速度は砂の相対密度の違いとよく対応する傾向が認められたものの、地震履歴による液状化強度の上昇傾向はコーン貫入抵抗およびS波速度に表れにくいことを明らかにした。 |