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発表 高周波表面波分散特性を利用した舗装の物性構造調査

作成年度 2015 年度
論文名 高周波表面波分散特性を利用した舗装の物性構造調査
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第50回地盤工学研究発表会
誌名 第50回地盤工学研究発表会講演集
巻・号・回 50
発表年月日 2015/09/01 ~ 2015/09/04
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土木研究所稲崎富士
土木研究所青池邦夫
地圏探査技術研究所今村杉夫
Geometrics林宏一
抄録
舗装路の維持管理のための原位置構造調査技術として,FWDが広く利用されているが,同手法では重錘落下時の過渡的な動的応答を静的たわみ量として測定・解析しようとしていることから,方法論的問題および測定解析上の制約があった.一方この動的な応答を,卓越する高周波表面波の分散特性を用いてより厳密に解析する方法が提案されている.ただしその解析のためには原位置で簡便に舗装伝播表面波の高周波成分を取得する必要があった.これに対し我々は稠密高周波加速度センサアレイを用い,5kHz程度までの表面波分散特性を測定解析できることを示した.その分散特性を用いて1次元S波速度構造を求め,GPR探査結果および削孔調査結果と比較した.その結果舗装構成層の層厚と性状を的確に推定できることがわかった.なお舗装伝播表面波を計測するにはセンサを路面に接着させる必要があり,計測に時間を要していた.これに対し非接触で表面波を捉える装置を考案し,試作・試験したところ,接触型センサと同様の表面波分散特性を捉えることが可能であることがわかった.また基本統計量を示標に液状化層を識別できることがわかった.
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