作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 高規格鋼を用いた鋼アーチ支保工の耐荷力に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | トンネル工学研究発表会 |
誌名 | トンネル工学報告集 |
巻・号・回 | I-5 |
発表年月日 | 2015/11/26 ~ 2015/11/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 淡路動太 |
トンネルチーム | 砂金伸治 |
トンネルチーム | 日下敦 |
トンネルチーム | 河田皓介 |
抄録 |
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従来鋼NH150(SS400)と高規格鋼HH108(HT590/SS540相当)を用いた実大規模の鋼アーチ支保工の載荷実験を行い,耐荷力特性に関する考察を行った.その結果,従来鋼と高規格鋼の両者で,鋼アーチ支保工の断面の一部が降伏ひずみに達してから構造が不安定になるまでの変位に関する余裕量は比較的大きいが,作用荷重に関する余裕は比較的小さくなる傾向が認められた.また,部材の断面剛性が小さくなると,荷重に対する変形が大きくなり,アーチ形状を保持しづらくなるため,構造としての安定性が低下する可能性が示唆された.このように,鋼アーチ支保工の耐荷力を検討する際には,部材の強度特性だけでなく,断面剛性も大きく影響する可能性があることが明らかとなった. |