作成年度 | 2015 年度 |
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論文名 | 内巻き補強した山岳トンネル覆工の耐荷力に関する二次元載荷実験 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | トンネル工学研究発表会 |
誌名 | トンネル工学報告集 |
巻・号・回 | I-6 |
発表年月日 | 2015/11/26 ~ 2015/11/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 日下敦 |
トンネルチーム | 河田皓介 |
トンネルチーム | 砂金伸治 |
抄録 |
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山岳トンネルの覆工に外力に起因する変状が発生した場合に,内空断面に余裕があれば,内巻き補強工による補強を行う場合がある.その際,補強後の構造は重ねばりに近い挙動を示す場合があると考えられるが,重ねばりとなった覆工の耐荷力の評価は,実務上,ほとんど行われていないのが現状である.本研究では,外力による変状として天端の圧縮破壊に着目し,その対策として覆工の増厚により補強を行う場合を想定し,覆工が合成ばりとして挙動する場合と,重ねばりとして挙動する場合の耐荷力について,模型載荷実験により検討した.その結果,天端部に圧縮破壊が生じたときの荷重を耐荷力とみなすと,覆工の増厚を行うことで,耐荷力は増大する可能性があることが分かった.また,増厚を行った覆工が重ねばりとして挙動する場合は,合成ばりの場合と変形モードやひずみの程度が異なり,耐荷力としても合成ばりと同等か,場合によってはそれ以上となる可能性があることが明らかとなった. |