| 作成年度 | 2014 年度 |
|---|---|
| 論文名 | 供用劣化評価のための加圧劣化(PAV)試験の圧力条件とアスファルト性状 |
| 論文名（和訳） | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | 土木学会第69回年次学術講演会 |
| 誌名 | 土木学会第69回年次学術講演会概要集 |
| 巻・号・回 | 69 |
| 発表年月日 | 2014/09/10 ～ 2014/09/12 |
| 所属研究室／機関名 | 著者名（英名） |
|---|---|
| 独立行政法人土木研究所 | 佐々木厳 |
| 独立行政法人土木研究所 | 西崎到 |
| 抄録 |
|---|
| 舗装発生材の再生利用が普及しているほか，輸入アスファルトが近年急激に増加しており，舗装用アスファルトの長期供用中の劣化性状を評価する必要性が高まってきている．アスファルトの促進劣化試験法であるPressure Aging Vessel (PAV)試験は，長期供用後のアスファルト性状を模擬できる室内促進劣化試験である．しかしながら，日本のアスファルト材料規格にPAV評価が導入されるまでには到っておらず，現時点ではアスファルト混合物の製造施工時の劣化を模擬する薄膜加熱(TFO)試験のみが規定されている．SHRPのPAV試験では2.07MPaでの加圧操作が規定されているが，日本では1MPa(約10気圧)以上の高圧ガスを取り扱う作業には様々な制約があり，圧力の低減や大気圧での試験が適用できると運用しやすい．酸化や縮重合といった化学的な劣化機構がTFOとPAV試験では異なるため，供用後の試料性状をTFO試験で評価することは困難であると考えられる．今後の舗装長寿命化の技術基盤としてPAV試験を活用してゆくために，本報告ではPAVの試験条件と劣化性状の物理試験結果について述べる． |
