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発表 FEM解析によるゆるみ岩盤モデル化方法の検討(その3)

作成年度 2014 年度
論文名 FEM解析によるゆるみ岩盤モデル化方法の検討(その3)
論文名(和訳)
論文副題
発表会 日本応用地質学会平成26年度研究発表会
誌名 日本応用地質学会平成26年度研究発表会講演論文集
巻・号・回
発表年月日 2014/10/29 ~ 2014/10/30
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土木研究所地質チーム日外勝仁
土木研究所地質チーム江口貴弘
土木研究所地質チーム佐々木靖人
抄録
ゆるみ岩盤は亀裂に支配された複雑・多様な不安定化の形態を示すため、特にダム建設においてはゆるみ岩盤の分布と性状の把握は重大な課題の一つとされている。本研究では、地質工学的にゆるみ岩盤の不安定な範囲や安定性を的確に評価する手法の開発を目的に、ひずみ集中箇所の差別的な劣化促進がゆるみによる強度物性値低下の一因であるとの考えの下、応力劣化型の岩盤のゆるみ進行過程を再現する「FEMステップ解析法」、すなわち、塑性ひずみの量に応じた強度低減をモデルに繰り返し反映させることで恣意的要素をできるだけ排除した機械的な物性低減を設定する方法について検討を重ねている。本論文では、本検討手法に基づき、地震によって即崩壊とならずとも斜面内部が劣化し、その後不安定化が進展することで徐々に斜面の安定性が損なわれていくメカニズムの数値解析的な再現を行った。
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