作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | ダム建設事例におけるゆるみ区分についての実態と考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成26年度日本応用地質学会研究発表会 |
誌名 | 平成26年度日本応用地質学会研究発表会論文集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2014/10/29 ~ 2014/10/30 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質チーム | 江口貴弘 |
地質チーム | 日外勝仁 |
地質チーム | 佐々木靖人 |
抄録 |
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ダム建設の課題の一つとして、ダム基礎周辺におけるゆるみ岩盤の分布が挙げられる。ゆるみ岩盤は、岩片や岩塊は存在するものの亀裂の性状や分布に支配され、変形しやすい状態となったものである。ゆるみ岩盤は現場により多種多様な性状を示しており、調査や対策工の実施に多大なコストがかかっている。本研究では、ゆるみ岩盤の調査およびゆるみ岩盤を考慮したダム設計の効率化を図るため、ダム建設においてゆるみの区分を行った18事例についてその要素と計測方法について整理・分析を行った。その結果、ゆるみ岩盤の分類として定量的な指標としては亀裂開口量の計測を用いている例が最も多かった。また、亀裂開口量の計測を詳細に行っている9例について詳細に確認を行った結果、開口量の測定方法については現場によって違いがあるが、ダム基礎として適切でないため除去するとした岩盤の開口量には傾向があることが確認された。 |