作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | 走行車両による写真測量を用いた補強土壁の壁面形状計測技術 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第49回地盤工学研究発表会 |
誌名 | 第49回地盤工学研究発表会講演集 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2014/07/15 ~ 2014/07/17 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 久保哲也 |
藤田智弘 | |
宮武裕昭 | |
宮田喜壽 |
抄録 |
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補強土壁は,ある程度の変形を伴って補強効果が発揮される土工構造物であり,変形の発生が補強土壁の安定性の低下を直接意味するものではないと考えられる.補強土壁に生じる変形は,補強土壁の高さや盛土材の種類等の様々な条件によって異なるため,一律な管理値による補強土壁の維持管理は合理的でないと考えられる.そこで,筆者らは補強土壁の適切な維持管理を行うために,①外形の変化から変状の兆候を捉える,②変状の詳細なデータを取得する,③詳細なデータから変状の兆候が健全性の低下に関わるものかを判断する,④補強土壁の安全性を確保するといった維持管理手法が有効であると考えた.この維持管理手法では,日常的な点検は継続的にデータを蓄積しそのデータの差分より外形の変化を捉え,詳細なデータを取得する必要性を判断するための一次スクリーニングとなる.そのため,日常的な点検において継続的に実施できる簡易な計測技術が必要とされる. 本報では,走行車両から補強土壁の壁面形状を簡易的に計測する技術として写真測量に着目し,その適用性について検討した. |