国立研究開発法人土木研究所

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発表 GPRによる深部路面下空洞検出のためのモデル検証実験

作成年度 2014 年度
論文名 GPRによる深部路面下空洞検出のためのモデル検証実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 全地連「技術フォーラム2014」秋田
誌名 全地連「技術フォーラム」講演集
巻・号・回 2014秋田
発表年月日 2014/09/18 ~ 2014/09/19
所属研究室/機関名 著者名(英名)
地質・地盤研究グループ青池 邦夫
地質・地盤研究グループ稲崎 富士
抄録
RTK-GNSS(Real Time Kinematic Global Navigation Satellite System) を利用したGPR (Ground Penetrating Radar) の適用試験を目的に、弥生時代の大規模な環濠集落跡として知られる吉野ヶ里遺跡周辺で調査を実施した。調査の結果、吉野ヶ里歴史公園に隣接する道路において、深度1.5m付近を上面とするやや深い路面下空洞アノマリを6箇所検出した。調査区間には、下水道等の埋設管が敷設されておらず、アノマリの原因としては弥生時代の遺物の可能性が考えられる。吉野ヶ里遺跡の発掘調査はほぼ終了し、遺構は盛土により覆土して保存され、大部分が公園として整備されつつある。1958年から現在までの航空写真を閲覧したところ、調査地周辺の耕作状況や家屋等の分布の様子は変わってきているが、対象路線については大きな改変を受けていないことが推測された。古くから道路として利用されてきたことにより、浅部地下空間が手つかずに保存されてきた可能性がある。本研究では、GPRデータの解析により埋設物を特定するための検討作業として、物理モデル実験を行った。
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