作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | RC巻立て耐震補強におけるSD490軸方向鉄筋のフーチングへの定着特性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会第69回年次学術講演会講演概要集 |
巻・号・回 | V-414 |
発表年月日 | 2014/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 榎本武雄 |
橋梁構造研究グループ | 篠原聖二 |
星隈順一 |
抄録 |
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地震時保有水平耐力の向上を目的として既設橋脚に対してRC 巻立て補強を行う場合は,相応数の軸方向鉄筋をフーチングに定着させる必要がある。この時,SD345 の鉄筋でRC 巻立て補強を行うと,必要補強量によっては鉄筋の太径化や本数の増加によって過密配筋となり,現場での施工が困難となる場合がある。平成 24 年に改定された道路橋示方書においては,近年使用実績が増加し技術的知見が蓄積されたことを踏まえて,従来の規定よりも降伏点の高いSD490 の鉄筋コンクリート用棒鋼が追加された1)。この鉄筋をRC 巻立て補強の軸方向鉄筋として用いることができれば,鉄筋の細径化や本数の減少につながり現場での施工性も向上するが,一方で,正負交番荷重を受けるSD490 の鉄筋を既設フーチングに定着させる場合,その必要定着長をどのように設定すべきかについては,まだ明らかにされていない。そこで,本研究では,既設フーチングを想定してSD490 の鉄筋をコンクリートに定着させた場合の定着特性を検証することを目的として,正負交番荷重を受けるSD490 の鉄筋の定着試験を実施した。 |