作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | 地震により損傷した鉛プラグ入り積層ゴム支承の特性評価に関する実験的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 篠原聖二 |
誌名 | 第34回地震工学研究発表会講演論文集 |
巻・号・回 | 34 |
発表年月日 | 2014/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 篠原聖二 |
橋梁構造研究グループ | 星隈順一 |
抄録 |
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本研究では,地震による損傷や経年的な影響に伴う材料特性の変化がゴム支承の力学的特性に与える影響などを評価するために,東北地方太平洋沖地震によりき裂損傷が発生した鉛プラグ入り積層ゴム支承を用いて,支承の外観調査,力学的特性の試験,切断による内部調査,切り出したゴム試験片を用いた材料特性の評価を行った.撤去支承を対象とした有効設計変位におけるせん断試験の結果,出荷時と比べて剛性は大きくなり,減衰能が低下していることが確認された.これは,ゴム材料の硬化や下鋼板とゴム層の境界部に生じたき裂が要因であると考えられる.また,設計限界変位に対する正負交番繰返しせん断試験の結果,支承によって,安定した履歴ループを示したケースと,1サイクル目の載荷において設計限界変位に相当するせん断ひずみ250%に至る前に破断したケースの双方が確認された. |