作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | 指定円弧と任意円弧によるフィルダムの地震時すべり変形量の影響 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 大ダム |
巻・号・回 | Vol.57 No.228 |
発表年月日 | 2014/07/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水工研究グループ水工構造物チーム | 藤川 祥 |
水工研究グループ水工構造物チーム | 佐藤 弘行 |
水工研究グループ水工構造物チーム | 榎村 康史 |
抄録 |
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指針(案)におけるフィルダムの耐震性能照査では、すべり変形量を基本的な評価指標とし、貯水の越流を生じる恐れがないほどに小さく、かつダムに浸透破壊を生じる恐れがないことを確認する必要がある。そのため、大規模地震時のすべり変形量は、フィルダムの耐震性能を照査する上で重要な指標である。すべり変形量の算出にはNewmark法用いられ、そのすべり円弧の作成方法については、計算機の性能に起因する計算時間の制約などもあり、いわゆる指定円弧により作成した数十個程度の限られた円弧を対象とする場合が多かった。しかし、静的なすべり安定解析と同様に、Newmark法においてもすべり変形量が最大となる円弧を自由に探索する方法、いわゆる任意円弧により、すべり変形量を算出することが望ましいと考えられる。本研究では、中央土質遮水壁型ロックフィルダムを想定したモデルダムを対象とし、指定円弧と任意円弧を用いてNewmark法によるすべり変形解析(cφ法)を実施し、地震時のすべり変形量に及ぼす影響の検討を行った。 |