国立研究開発法人土木研究所

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発表 融雪水による盛土内水位変動の影響

作成年度 2014 年度
論文名 融雪水による盛土内水位変動の影響
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第69回土木学会年次学術講演会
誌名 第69回土木学会年次学術講演会講演概要集
巻・号・回 第69回
発表年月日 2014/09/10 ~ 2014/09/12
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質・振動加藤俊二
土質・振動佐々木哲也
土質・振動梶取真一
抄録
切盛り境や谷埋め部などの集水地形上の道路盛土では、過去の地震において多くの被害を生じている。集水地形上の道路盛土に関しては、2009 年の駿河湾を震源とする地震において発生した東名高速道路の被災を受けて、盛土材料および盛土内水位に着目した緊急点検および対策が進められているとともに、これらの地震被害を踏まえて、2010 年に発刊された「道路土工-盛土工指針」((社)日本道路協会)においても、新設の道路盛土の基盤排水層等の排水対策がより明確に記述された。一方、既設盛土も含め、効果的な排水対策を行うためには、様々な気象作用よる盛土内の水位変動の傾向を把握することが必要であるが、このような目的で長期にわたって盛土内の水位観測を行っている事例はほとんど無い。このため、土木研究所では東日本大震災で被災した宮城県内の集水地形上の道路盛土の復旧箇所において、2012 年6 月より水位観測を実施している。本報は、約2 年間の水位観測を通じて、盛土内の水位変動の降雨や融雪水による影響を確認することができたので、その概要を報告するものである。
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