作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | 補強土壁の動的遠心模型実験を対象とした補強領域内におけるひずみの定量化と分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第29回ジオシンセティックスシンポジウム |
誌名 | ジオシンセティックス論文集 |
巻・号・回 | Vol.29 |
発表年月日 | 2014/12/03 ~ 2014/12/04 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土質・振動 | 荒木裕行 |
土質・振動 | 梶取真一 |
土質・振動 | 石原雅規 |
土質・振動 | 佐々木哲也 |
抄録 |
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補強土壁の性能を評価する上で壁面の地震時残留水平変位は重要な照査項目と考えられ,補強土壁の水平変位の評価手法の確立が求められる.本研究では,ジオテキスタイルを用いた補強土壁の動的遠心模型実験を対象に,壁面の地震時残留変位と関係する補強領域内の変形に着目し,画像解析を用いて補強領域で生じるひずみを定量化した.その結果,補強領域の変形はせん断ひずみが卓越しており,せん断ひずみから求めた水平変位は実測値と概ね一致した.脆性的な破壊が生じないような条件下では,補強領域の変形は主としてせん断変形を対象に評価できると考えられる.また,せん断ひずみの鉛直分布は壁高の半分程度の箇所で最大値を示す弧状を示し,主補強材を含む箇所と含まない箇所でひずみの生じ方が異なる傾向が確認された. |