国立研究開発法人土木研究所

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発表 地震履歴が砂の液状化強度に及ぼす影響に関する動的遠心模型実験

作成年度 2014 年度
論文名 地震履歴が砂の液状化強度に及ぼす影響に関する動的遠心模型実験
論文名(和訳)
論文副題
発表会 第14回日本地震工学シンポジウム
誌名 第14回日本地震工学シンポジウム
巻・号・回 第14回
発表年月日 2014/12/04 ~ 2014/12/06
所属研究室/機関名 著者名(英名)
土質・振動脇中康太
土質・振動谷本俊輔
土質・振動石原雅規
土質・振動佐々木哲也
抄録
東北地方太平洋沖地震では、弱齢の人工造成地盤に液状化被害が多く発生した。これは、堆積・造成年代の異なる地盤における液状化強度の「年代効果」が影響を及ぼした結果であると考えられている。砂の年代効果に関する具体的な作用としては様々なものが考えられるが、本研究では地震履歴に着目した動的遠心模型実験を行った。数多くの地震履歴を与えたケースと地震履歴を与えていないケースの過剰間隙水圧等の変化を分析・比較することにより地震履歴が液状化強度に及ぼす影響を評価した。実験結果では地震履歴による液状化強度の上昇が顕著に見られたが、液状化強度の上昇はコーン試験の貫入抵抗には表れなかった。このことから、標準貫入試験のN値から液状化強度を推定する手法は年代効果の影響を加味できていない可能性があることが考えられた。本研究結果より、地震履歴が液状化強度に及ぼす影響は大きく、年代効果を加味した液状化強度を推定することの重要性が明らかとなった。
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