作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | 排水―非排水区間が共存する防水型トンネルの基礎的な水理挙動に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | トンネル工学研究発表会 |
誌名 | トンネル工学報告集第24巻 |
巻・号・回 | CD-ROM |
発表年月日 | 2014/12/04 ~ 2014/12/05 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 淡路 動太 |
トンネルチーム | 砂金 伸治 |
トンネルチーム | 日下 敦 |
トンネルチーム | 河田 皓介 |
抄録 |
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排水―非排水区間の共存する防水型トンネルの水理挙動に関する基本的な特徴を把握するために,単純な地質モデルを用いた3次元浸透流解析を実施した.その結果,(1)トンネル近傍の透水係数の違いが水理挙動の変化速度に大きな影響を持つため,地下水位低下の最低許容レベルが制限される場合には,トンネル近傍の透水係数に加えて,掘削から非排水化を実施するまでの期間についても留意する必要があること,(2)トンネル掘削によるゆるみ域のようなトンネル近傍が高透水状態となるケースでは,排水―非排水区間境界部周辺で湧水量の局所化が顕著となるため,止水壁のような区間境界部での処理によって湧水の局所化を低減することがトンネル構造の安定性を確保する上で重要となること,(3)防水型トンネルによって地下水位の回復率を高めるためには,排水区間での止水注入や止水壁の設置等による坑内湧水量を低減することが重要であることが明らかとなった. |