作成年度 | 2014 年度 |
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論文名 | 河川敷切下げ高さの違いが樹林化に及ぼす影響とその対策 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 応用生態工学会 第18回(東京)大会 |
誌名 | 第18回研究発表会講演集 |
巻・号・回 | 第18回 |
発表年月日 | 2014/09/18 ~ 2014/09/21 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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独立行政法人 土木研究所 水環境研究グループ 自然共生研究センター | 大石哲也 |
独立行政法人 土木研究所 水環境研究グループ 自然共生研究センター | 永山滋也 |
独立行政法人 土木研究所 水環境研究グループ 自然共生研究センター | 萱場祐一 |
抄録 |
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河川中下流域(自然堤防帯)では,流下能力を確保するため河川敷の切下げが行われている.切下げた箇所は,当初,裸地の状態であるが,間もなくすると植物に被われる.この中でも,数年すると樹木が目立つ箇所もあれば, 草本のままの箇所もあり,どのような切下げの条件下で生育する植物に変化が生じているのか十分に明らかにされていない.とくに,樹木の増加は,流下能力の減少だけでなく氾濫原環境の劣化にも影響を与えており,対策を含めて,樹林地の拡大を抑制していくことが必要である.そこで,本研究では,治水,環境,維持管理に係わる樹林地の拡大抑制への一助とするため,切下げ初期条件の違いが植生変化に及ぼす影響について検討を行った.具体的には,H12 からH19 にかけて河川敷や中州の切下げを試行的に行っていた揖斐川(河口から32-40km)を対象とし,資料解析からH24 年までの植生変化のプロセスを把握し,樹林地の拡大を抑制するための切下げ方法の考え方について検討を行った. |