作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | コンクリート透過弾性波の減衰と複雑性に関する基礎的研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集A2(応用力学) |
巻・号・回 | 72 2 |
発表年月日 | 2016/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 大島義信 |
京都大学 | 宮川豊章 |
抄録 |
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本論文では,コンクリート透過弾性波における減衰特性のうち散乱減衰と材料減衰の分離をめざし,数値シミュレーションおよび実供試体を用いて,散乱減衰・材料減衰の評価,および骨材のランダム性の評価を行った.散乱減衰の評価では,時系列波形の位相構造である群遅延時間のランダム性をHurst 指数を用いて評価した.また,材料減衰の評価では,P 波の減衰定数としてのQp 値を求め,散乱減衰との相関を確認した. 一方,骨材のランダム性をセミバリオグラムの特性値であるシルおよびレンジにより評価した.その結果,Hurst 指数レンジとの相関が強いこと,Qp 値はマトリクス部分の影響を受けるが,骨材界面の影響も受けることが明らかとなった. |