作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 鋼繊維補強コンクリート舗装を用いた鋼床版疲労対策技術の実態調査 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成28年度国土技術研究会 |
誌名 | 平成28年度国土技術研究会 |
巻・号・回 | 11 |
発表年月日 | 2016/11/01 ~ 2016/11/02 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 佐藤歩 |
橋梁構造研究グループ | 玉越隆史 |
首都大学東京 | 村越潤 |
抄録 |
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近年,高度経済成長期に建設された鋼橋では様々な部位に疲労損傷が顕在化している.一方で,疲労対策技術については,要求性能・性能評価法が系統立てて整理されておらず,標準化に至っていないものもあり,疲労対策技術の標準化に向けた検討が必要となっている.著者らは,鋼床版デッキ進展き裂の対策のうち,SFRC舗装をはじめとしたコンクリート系舗装による鋼床版疲労対策技術の標準化を目指して,要求性能・性能評価法の検討を進めている.その一環として,代表的なSFRC舗装を例に,補強効果に影響を及ぼす因子として考えられる舗装のひび割れや舗装とデッキの接着接合面の経年劣化に着目し,現地調査や,製作から約9年が経過した屋外暴露履歴がある試験体のSFRC舗装とデッキプレートの接着接合面の引張強度計測を実施した.その結果,SFRC舗装にひび割れが生じる鋼床版の構造的要因や,実環境よりも小さいと考えられる環境負荷でも接合面の強度が低下することを明らかにした. |