作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 道路橋における凍結融解とASRの影響を受けたコンクリートの劣化調査 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) |
巻・号・回 | 72 3 |
発表年月日 | 2016/07/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 田中良樹 |
橋梁構造研究グループ | 石田雅博 |
首都大学東京 | 村越潤 |
抄録 |
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撤去された道路橋2橋のコンクリート部材について,劣化原因の調査を行った.一つは,多数の水平ひび割れが見られた供用75年の鉄筋コンクリート橋の床版である.もう一つは,側面の水みち付近にひび割れや浮きが見られた供用47年の橋脚である.両コンクリート部材ともに,ひび割れに沿った,複数の粗骨材の割れが見られた.いずれも川砂利が使用され,ASRの反応性骨材が含まれ,ASRの兆候が見られた.また,両橋ともに,冬季に凍結防止剤が散布されること,凍結融解の繰返しを受けることから,凍害の影響についても調査を行った.その結果,これらのひび割れは,発生条件を含めて,コンクリート舗装の継目部で見られるDクラックの初期症状に類似しており,ASRだけでなく,凍結融解繰返しによる粗骨材の割れに起因する可能性もあることが分かった. |