作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 圧密沈下が生じる軟弱地盤に用いる斜杭基礎の設計法の提案 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集C(地圏工学) |
巻・号・回 | 72 3 |
発表年月日 | 2016/07/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究グループ | 河野哲也 |
一般社団法人鋼管杭・鋼矢板技術協会 | 田中宏征 |
橋梁構造研究グループ | 七澤利明 |
橋梁構造研究グループ | 中谷昌一 |
抄録 |
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斜杭を有する基礎は水平方向の抵抗力が大きいため,軟弱な地盤において大きな水平変位が生じる可能性がある場合には,合理的な設計が可能になる.その一方で,軟弱な粘性土地盤で圧密沈下が生じる場合には,地盤の圧密沈下によって斜杭に作用する荷重を評価し,これに対して安全性を照査する必要があるものの,実務において適用できる照査方法は提案されていない.また,地盤の圧密沈下によって斜杭に生じた曲げモーメントが地震時にどのように変動するのかについては知見がなく,地震時の杭の部材照査にこの曲げモーメントを加味すべきかどうか不明である.そこで,筆者らは実験および解析的研究により,地盤の圧密沈下によって斜杭に作用する荷重およびそれによって斜杭に生じる曲げモーメントの評価方法および地震時の部材照査法を提案した. |