作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 通電後の塩化物イオン浸透深さを用いたコンクリートの遮塩性能の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造) |
巻・号・回 | 72 3 |
発表年月日 | 2016/09/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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材料資源研究グループ | 中村 英佑 |
東北大学 | 皆川 浩 |
東北大学 | 宮本 慎太郎 |
東北大学 | 久田 真 |
材料資源研究グループ | 古賀 裕久 |
抄録 |
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本論文では,通電により塩化物イオンを電気泳動させた供試体の内部の塩化物イオン浸透深さを硝酸銀溶液噴霧法により測定し,この測定値を用いてコンクリートの遮塩性能を評価する試験の適用方法を検討した.この試験では,塩化物イオンの移動流束が定常状態に達する前の非定常状態で測定した塩化物イオン浸透深さを用いるため,他の室内試験よりも迅速かつ簡便に試験結果を得ることができる.モルタル供試体とコンクリート供試体を用いた実験を行い,印加電圧や通電時間など試験条件の設定方法を提案し,非定常状態における塩化物イオンの移動状況を明らかにした.また,この試験を適用することによって,浸せき試験と同様に混和材の使用による遮塩性能の向上効果を評価できること,材齢の経過による遮塩性能の変化を定量的に把握できることを示した. |