作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 供用中のアスファルト舗装表面と内部の劣化度の把握および劣化機構に関する一検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第21回舗装工学講演会 |
誌名 | 土木学会論文集(E1)舗装工学論文集 |
巻・号・回 | 72 3 |
発表年月日 | 2016/12/08 ~ 2016/12/09 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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iMaRRC | 川島陽子 |
iMaRRC | 新田弘之 |
iMaRRC | 西崎到 |
抄録 |
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近年,各種インフラの維持管理の重要性が増す一方,点検診断の省力化も強く求められている.アスファルト舗装においてアスファルトの劣化度合いを診断する場合,実道からコアを採取し,アスファルトを抽出回収するまでの一連の工程が必要であり,手間と時間を要する.著者らは,これまでに赤外分光分析によるアスファルト混合物の簡易な劣化評価方法を検討し,微量なサンプルから簡便に劣化診断できる方法を開発している.本研究では,本手法の実道への適用を踏まえて,供用中のアスファルト混合物に対して赤外分光分析による劣化診断を試みた.特に,深さ方向でのアスファルト混合物の劣化進行度の違いを測定し,その上で劣化機構について推察した.その結果,アスファルトの物理性状や,酸化劣化の指標であるカルボニルインデックスから,劣化の進行が深さ方向で変化することを確認した.表層と基層のそれぞれの劣化機構を考察し,舗装表面,表層内部および基層とでは劣化を誘発する要因が異なる可能性が高いことを示した. |