作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 土木分野における機能性塗料の動向 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名 | 工業材料 |
巻・号・回 | 64 4 |
発表年月日 | 2016/04/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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iMaRRC | 冨山禎仁 |
抄録 |
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鋼道路橋に施される機能性塗料の動向を述べた。これら塗料・塗装系の変遷を見ると,鉛丹さび止め+弁柄の油性調合塗料からジンクリッチプライマー塗装に進化している。さらに海上長大橋においては異なる機能を持つ塗料を複合して用いる重防食塗装がなされるようになった。塗膜に求められる機能と塗装系は鋼の腐食の抑制と美観の付与である。防食下地にジンクリッチ塗料,下塗り塗料にエポキシ樹脂,中塗り塗料は上塗り塗料との密着性を考慮し,上塗りにはポリウレタン樹脂やフッ素樹脂などの耐候性の高い樹脂を用いる。鋼道路橋塗装の高機能化の動向としてVOCの少ない塗料の採用による環境対策や水性塗料による低コスト化が図られている。環境・高効率・省コスト化・高耐久化のためのトライが進行中である。 |