作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 嫌気性消化ガス由来CO2を活用した新規土着藻類培養システムの開発 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第53回環境工学研究フォーラム |
誌名 | 第53回環境工学研究フォーラム講演集・2016 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2016/12/06 ~ 2016/12/08 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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iMaRRC | 高部祐剛 |
長岡技術科学大学 | 姫野修司 |
iMaRRC | 岡安祐司 |
水環境研究グループ水質チーム | 南山瑞彦 |
長岡技術科学大学、長岡技術科学大学、iMaRRC、iMaRRC | 小松俊哉、南條公平、山﨑廉予、植松龍二 |
抄録 |
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下水処理場での土着藻類培養とその燃料化において,藻類炭素源として利用されるCO2コスト削減が課題である.本研究では,市販のポリイミド中空糸膜を用いた膜分離法により実下水処理場の消化ガスから分離されたCO2を主成分とするガス(純度: 98.0%)の,土着藻類培養への利用可能性を検討した.下水処理水を培地とし,消化ガス由来CO2(系1)と純粋なCO2(系2)をそれぞれ添加した土着藻類の対照培養実験を行った.その結果、両系での浮遊物質濃度および高位発熱量(系1: 129±33 mg/Lおよび17.7±1.2 J/mg,系2: 133±17 mg/Lおよび17.7±0.6 J/mg)には有意な差が無く(p>0.05),消化ガス由来CO2の有用性が示された.また,モデル処理場での消化ガス由来CO2の利用可能量を試算した結果,最大で全下水処理水量の1割を利用した土着藻類培養に要する炭素を賄えることが分かった. |