作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | ダム上流の魚類群集と生息域サイズとの関係性-河川水辺の国勢調査データを用いた全国スケールでの傾向把握- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 応用生態工学会 第20回大会(東京大会) |
誌名 | 応用生態工学会第20回研究発表会講演集 |
巻・号・回 | 9 |
発表年月日 | 2016/09/02 ~ 2016/09/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 末吉正尚 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 小野田幸生 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 宮川幸雄 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 堀田大貴 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 永山滋也 |
抄録 |
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ダムによる河川の分断化は、河川性魚類の移動・分散の妨げとなり、ダム上流の個体群は下流からの移入が見込めない孤立個体群となってしまう。このような孤立個体群では、生息域の縮小や繁殖機会の減少、偶発的な撹乱などによって、局所絶滅の可能性が高まることが、過去の研究によって示唆されている。一方で、孤立個体群の存続に対しては、数km の河川長で十分である種もいれば、数百km 以上の河川長を必要とする種がいることも報告されており、対象とする種の生態的特性によって、孤立後の存続性は大きく異なることが予想される。そこで、本研究では、全国の河川水辺の国勢調査魚類データを使用して、ダム上流の生息域サイズと魚類の種数との関係を異なる生態的特性ごとに検証し、分断化の影響を受けやすい魚類の傾向を把握することを目的とした。 |