作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | ダムからの土砂供給が下流河川に生息する水生生物に及ぼす影響・効果の予測・評価手法の提案 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 土木技術資料 平成28年10月号への報文の投稿 |
誌名 | 土木技術資料58 |
巻・号・回 | 10 10 |
発表年月日 | 2016/10/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ河川生態チーム | 萱場祐一 |
東京大学 | 森照貴 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 小野田幸生 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 宮川幸雄 |
国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ河川生態チーム | 末吉正尚 |
抄録 |
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ダム貯水池における堆砂問題の解決、ダム下流の環境改善等を目的として、ダム貯水池に堆積した土砂を下流へ流す取り組み(以下「土砂供給」という。)が幾つかのダムで実施、計画されている。土砂供給は、ダム下流における河道地形、河床の状態を変化させ、水生生物に影響を及ぼす可能性があるため1)、この影響を予測・評価することが必要となる。本稿では、土砂供給地点となるダム直下およびその下流域を対象とし、大礫・巨礫から構成される河床(粗粒化した河床)に砂~小礫程度の細粒土砂を供給した場合を想定し河床環境(河床材料の粒度組成,河床近傍の流速等)の変化に対する付着藻類、底生無脊椎動物、魚類の応答を概説した上で、試案した予測・評価手法の考え方を説明する。なお、別報2)において、予測・評価の基本的な枠組みを概説しているので、併せてご覧頂きたい。 |