作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 土砂供給による河床の変化の予測(置土を事例とした予測方法の紹介) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第14回環境研究シンポジウム |
誌名 | 第14回 環境研究シンポジウム レジリエントな社会・国土を作る環境研究 |
巻・号・回 | 11 |
発表年月日 | 2016/11/22 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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国立研究開発法人土木研究所水環境研究グループ自然共生研究センター | 宮川幸雄 |
抄録 |
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ダム湖に上流から流下した土砂が堆積することで、ダムの治水能力が低下するだけでなく、下流への土砂供給量が減少し、下流の河床から土砂が消失する。このため、ダム下流では、河床が低下する、粒径の粗い石が多い河床となる(粗粒化)など、河床が自然状態と異なる環境に変化し、河川管理上の問題となるだけでなく、周辺の生物環境にも影響を及ぼすことが懸念されている。これに対し、排砂バイパス等、ダム湖の堆積土砂を下流に流下させる対策が進められており、河床の低下および粗粒化を抑える効果が期待されている。本報告では、対策の一つである置土について、河床環境の改善にどの程度貢献しうるかを予測するモデルを提案する。置土とは、ダム湖の堆積土砂を掘削して下流に設置し、増水時に流下させる土砂供給方法である。 |