作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 実河川における流水抵抗の分析 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第61回水工学講演会 |
誌名 | 土木学会論文集B1(水工学) |
巻・号・回 | 73 4 |
発表年月日 | 2017/03/15 ~ 2017/03/17 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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PWRI 水工研究グループ 水文チーム | 工藤俊 |
PWRI 水工研究グループ 水文チーム | 萬矢敦啓 |
ICHARM | 小関博司 |
PWRI 水工研究グループ 水文チーム | 笛田俊治 |
室蘭工業大学大学院 | 中津川誠 |
抄録 |
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本研究は国内外の河川において,aDcpを用いて測定されたデータ及び岸・黒木が提案したτ*-τ*’関係に着目して流水抵抗の分析を行う.初めに,姫川/山本地点及び千代田実験水路における観測データは既存のτ*-τ*’関係と良く整合した.また,信濃川/臼井橋地点では概ね整合するものの,τ*-τ*’関係の傾きが若干異なり,これは当該地点の相対水深が既存の水路実験のものより大きいことに起因すると推察された.一方,ジャムナ川及びメコン川下流域では既存のτ*-τ*’関係とは整合せず,これは当該地点の相対水深及び浮遊砂濃度が非常に高いためと考えられる.そこで,ジャムナ川及びメコン川下流域における抵抗予測を実施するために,観測データを用いて新たにτ*-τ*’関係を導出した結果,相対水深をτ*-τ*’関係の説明変数として導入することで粗度を良好に予測できた. |