作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 天然凝集材の現場適用可能な分散処理装置による濁質処理効果の検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成28年度全国大会第71回年次学術講演会 |
誌名 | 土木学会第71回年次学術概要集第Ⅱ部門 |
巻・号・回 | 9 2 |
発表年月日 | 2016/09/07 ~ 2016/09/09 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水理チーム | 宮川 仁 |
水理チーム | 本山 健士 |
水理チーム | 石神 孝之 |
大成建設(株) | 楠見 正之 |
抄録 |
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ダムの再開発工事や出水時、渇水時などでは貯水池において微細粒子の土砂(以下、濁質)の巻上げなどにより濁水が発生し、対応が求められる。筆者らは、室内実験により、効率的に現場適用可能で環境に配慮した天然凝集材アロフェンを用いた新たな分散装置について検討を行い、ダム貯水池での実験を通じて、アロフェンの分散処理による大水深での濁質処理効果の確認を行った1)。しかしながら現地実験は現場条件に制約があり実験条件の詳細設定や観測等に困難な面があった。そこで本稿は屋外実験場における複数ケースでの長時間の実験を行い、貯水池大水深での濁質処理効果の検証を行うとともに、粒子やコロイドの表面電荷を表す指標であるゼータ電位2)を用いて新たな装置によるアロフェンの分散処理に伴い凝集性能が向上する現象の定量的な評価の可能性について検討した。 |