作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 道路土工構造物を対象とした簡易的写真測量手法に関する研究 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第60回地盤工学シンポジウム |
誌名 | 第60回地盤工学シンポジウム論文集 |
巻・号・回 | 60 |
発表年月日 | 2016/12/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 佐藤登 |
地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 藤田智弘 |
地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 宮武 裕昭 |
抄録 |
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土工構造物は,適切に設計・施工を行えば,ある程度の変形をしつつ安定を保つ構造物である.維持管理においては,変形の経時変化から前傾やはらみ出し等の構造物の機能低下の兆候を掴む事が期待される.しかし,現状の目視点検では継続的・定量的に変形を把握するのは困難である.そこで本研究では,目視点検時に変形を簡易かつ定量的に計測できる技術が必要と考え,写真測量に着目した.一般的に,写真測量は測量対象と標尺を同時に撮影し,三次元モデル化した測量対象の寸法を標尺により較正する.しかし,点検時に標尺を設置するのは非効率である.そこで,本報ではより簡易な写真測量手法の適用性を検討した.具体的には,三台のカメラの相対距離が既知となるよう架台にカメラを固定し,カメラの相対距離を標尺の代わりに較正に用いた.その結果,TSとの比較より誤差15mm以下の精度を得られ,簡易かつ定量的に計測できる技術として有効である事が示唆された. |