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発表 2次元動的有効応力解析による河川堤防の地震時沈下量の再現性向上策に関する考察

作成年度 2016 年度
論文名 2次元動的有効応力解析による河川堤防の地震時沈下量の再現性向上策に関する考察
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名 土木学会論文集
巻・号・回 2 
発表年月日 2017/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
国土技術政策総合研究所梶尾辰史
土木研究所谷本俊輔
国土技術政策総合研究所片岡正次郎
土木研究所佐々木哲也
抄録
河川堤防の耐震性能照査は地震後の天端高さの算定において一般的に静的照査法が用いられる.ただし,複雑な構造を有する堤防の動的挙動の評価が必要とされる場合等においては,地震時の堤防の変形メカニズムをより詳細に反映することのできる動的有効応力解析の活用も期待される.しかし,動的有効応力解析はパラメータ設定が複雑であり,地質調査結果と要素試験シミュレーション結果の整合性などが解析結果に大きく影響し,技術的課題も多いため,実務において安定的に適用可能な手法として確立されていない.そこで本研究では2011年東北地方太平洋沖地震で被災した鳴瀬川0.8km付近(右岸)の中下震動観測所及び吉田川16.1km付近(右岸)の山崎震動観測所の河川堤防を対象に綿密な地質調査を実施した上で,自重変形解析と2つの解析コードを用いて動的有効応力解析を行い,動的有効応力解析の再現性向上策を検討した.
本文表示【https://doi.org/10.2208/jscejseee.73.I_932】
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