作成年度 | 2016 年度 |
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論文名 | 道路トンネル坑内での統合物理探査例 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 物理探査学会第135回(平成28年度秋季)学術講演会 |
誌名 | 物理探査学会学術講演会講演論文集 |
巻・号・回 | 10 135 |
発表年月日 | 2016/10/26 ~ 2016/10/28 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
土木研究所 地質・地盤研究グループ | 木佐貫 寛 |
寒地土木研究所 | 岡崎 健治 |
寒地土木研究所 | 山崎 秀策 |
寒地土木研究所 | 倉橋 稔幸 |
抄録 |
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孔井内で実施する検層と同様の方法論でトンネル坑内でも各種物理探査が適用可能である.これまでもHSPや地表-坑間トモグラフィ探査などが考案適用されてきた.近年供用から数10年経過したトンネルで変状が発生して重大事故につながる事例が増加しつつあり,健全性点検とその基礎技術開発が重要な課題となっている.そこで廃道になった道路トンネルを利用し,坑内で高周波表面波探査と牽引式表面波探査で構成される統合物理探査を実施し,トンネル健全性点検への適用性を検証した.その結果,路盤下の物性構造を反映した2次元断面構造をイメージングすることができた.探査結果は支保パターンおよび掘削後の補強工事実績と調和的であり,また既往坑内地震探査結果とも整合的であった.探査結果は,統合物理探査がトンネル路盤の健全性点検にも有用であることを実証した. |