作成年度 | 2017 年度 |
---|---|
論文名 | 繰り返し計測による模擬堤防における内部物性構造変化の把握 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 物理探査学会第136回(平成29年度春季)学術講演会 |
誌名 | 物理探査学会学術講演会講演論文集 |
巻・号・回 | 6 136 |
発表年月日 | 2017/06/05 ~ 2017/06/07 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
土木研究所 地質・地盤研究グループ | 木佐貫 寛 |
土木研究所 地質・地盤研究グループ | 稲崎 富士 |
土木研究所 地質・地盤研究グループ | 尾西 恭亮 |
抄録 |
---|
降雨時における河川堤防や道路盛土などの土構造物の安定性を評価するためには,土構造物内における浸透水の挙動を把握することが必要となる.浸透水の挙動を把握するためには,同じ場所で繰り返し計測し,降雨前後及び降雨中における内部物性構造の変化を観測・評価することが有効である.本稿は,降雨前後におけるS波速度変化を把握することを目的とし,歩行振動を用いたPassive探査を適用することで.S波速度モニタリングを実施した.その結果.降雨により表層のS波速度低下が明瞭に表れており.また.得られた分散曲線は,降雨により表層の体積含水率が上昇したことで位相速度が低下し,時間の経過とともに位相速度が降雨前の状態に回復する過程が得られていた.同じ場所で繰り返し計測することは,降雨や地震などにより生じた弱部を把握するのに有効である. |