作成年度 | 2017 年度 |
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論文名 | セメント・石灰改良土の異なる養生環境下での強度特性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第52回地盤工学研究発表会 |
誌名 | 第52回地盤工学研究発表会講演概要集 |
巻・号・回 | 7 52 |
発表年月日 | 2017/07/12 ~ 2017/07/14 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 宮下 千花 |
地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 井上 玄己 |
地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 宮武 裕昭 |
地質・地盤研究グループ施工技術チーム | 澤松 俊寿 |
国土技術総合施策研究所 社会資本マネジメント研究センター社会資本システム研究室 | 森 芳徳 |
抄録 |
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供用期間中の道路路体盛土内には、外的作用の影響を受けにくい部分、地山からの湧水等により常時地下水位以下となる部分、降雨等により一時的に浸透水の影響を受ける部分など、多様な条件が存在すると考えられる。盛土材にセメントや石灰で改良した建設発生土等の改良土を用いる場合、水の浸透作用を受ける盛土部位では、有効応力の低下、含水比の増加に伴う強度低下などの従来の盛土材で懸念される安定性の低下に加えて、カルシウム水和物等の固結成分の溶脱に伴う強度低下も生じる可能性がある。軟弱地盤改良における深層混合杭などの固化材の混合量が多いものに比べて、道路路体盛土に用いられる改良土は固化材の混合量が少なく透水性が高いと考えられるため、固結成分の溶脱がより顕著となるものと考えられるが、既往の研究事例が少ない。そこで本研究では、セメント・石灰改良土の長期耐久性を確認するために室内要素試験を実施している。本論文ではその途中経過として、異なる養生環境下での改良土供試体の材齢約6ヵ月までの強度特性について報告する。 |