作成年度 | 2017 年度 |
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論文名 | 下水処理水に残存する直鎖アルキルベンゼンスルホン酸の微生物担体処理 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第53回下水道研究発表会 |
誌名 | 第53回下水道研究発表会 |
巻・号・回 | 8 - |
発表年月日 | 2017/08/01 ~ 2017/08/03 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水環境研究グループ水質チーム | 小森行也 |
水環境研究グループ水質チーム | 金子洋輔 |
水環境研究グループ水質チーム | 南山瑞彦 |
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抄録 |
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平成25年3月27日、環境省告示第30号において、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)が水生生物の保全に係る水質環境基準項目として追加された。下水処理におけるLASの除去率は、標準活性汚泥法では99%以上1)2)3)であるとされており、放流水のLAS濃度は環境基準の河川・生物特Aで設定された基準値の0.02mg/Lを下回っている。しかしながら、回転生物接触法、礫間接触酸化法、好気性ろ床法、接触ばっき法、高速散水ろ床法のLAS除去率は87%~100%3)であり、なかには放流水のLAS濃度が上記の環境基準値の10倍を超える値も観測されたところがあったとされている。また、嫌気好気ろ床法の施設の中にはLAS除去率が81%3)と報告されているところもある。LASは、排水規制化も視野に取り扱いが検討されていることから、終末処理場での実態把握に加え、放流水中に存在するLASの低減手法の検討が必要である。本稿は、下水処理水中に残存するLASの処理を目的とした微生物担体処理実験の結果を報告する。 |