作成年度 | 2017 年度 |
---|---|
論文名 | 吸引工法(潜行吸引式排砂管)の現場適用に向けた塵芥等の前処理手法に関する一検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 平成29年度 土木学会全国大会第72回年次学術講演会 |
誌名 | 土木学会第72回年次学術概要集第Ⅱ部門 |
巻・号・回 | 9 6 |
発表年月日 | 2017/09/11 ~ 2017/09/13 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
水理チーム | 宮川仁 |
水理チーム | 本山健士 |
大成建設㈱ | 楠見正之 |
大成建設㈱ | 木村政俊 |
抄録 |
---|
土木研究所では,ダム貯水池の堆砂対策およびダム下流の流砂環境の保全・改善のために,より広範囲な貯水池条件に適用可能で,経済的な土砂供給手法として,貯水池の上下流水位差によるエネルギーを活用したフレキシブル管を用いた排砂手法(通称:潜行吸引式排砂管(以下,排砂管))の開発を行っており,巨石,塵芥や粘着性のほぼ無い砂礫は小規模落差でも下流へ供給可能であることを確認している1)。しかし,自然堆砂中には塵芥,巨石,粘性土等が存在するため,排砂管には適用限界があり,実用化には,他技術を活用して事前に自然堆砂に含まれる吸引困難な規模の塵芥等の除去等を行う前処理が必要と考えた。そこで,本稿では現場の条件によって大きく適用の可否はあると考えられるが,一例として大水深での排砂管の運用を想定し,大成建設㈱が保有する水中施工技術T-iROBO UW 等を活用した吸引限界を超える塵芥等の除去等を可能とする手法を検討した。本論文は,土木研究所と大成建設㈱間で行っている「吸引工法によるダムからの土砂供給(排砂)技術に関する共同研究(平成28~32 年)」の成果である。 |