作成年度 | 2017 年度 |
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論文名 | シールドトンネルの覆工における挙動発生要因に関する一考察 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第31回トンネル工学研究発表会 |
誌名 | トンネル工学報告集 |
巻・号・回 | 11 2 |
発表年月日 | 2017/11/30 ~ 2017/12/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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トンネルチーム | 坂本昇 |
トンネルチーム | 森本智 |
トンネルチーム | 砂金伸治 |
トンネルチーム | 日下敦 |
抄録 |
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本稿は,シールド工法よるトンネルにおいて今後の維持管理手法の確立における基礎資料に活用するため,覆工の基礎的な挙動を約1年間計測した結果と挙動発生要因の考察について報告する.計測対象は,シールド工法による共同溝で,二次覆工ありと一次覆工(セグメント)のみの覆工構造の異なる2トンネルである.計測は,トンネル内の温度,湿度,二次覆工の目地間や一次覆工の継手間の変位量を測定した.計測結果よりトンネル内の環境は季節変動に応じた温度,湿度の変化を確認し,二次覆工の目地間や一次覆工の継手間の伸縮が確認された.この伸縮は,時間差はあるが温度の変化とほぼ同様の傾向で確認された.二次覆工の目地間や一次覆工の継手間の伸縮は,1年と長い周期で発生するため,同様の傾向にあるトンネル内の環境変化が主な要因と推定した. |