作成年度 | 2017 年度 |
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論文名 | 液状化地盤における既設橋台基礎の補強工法の効果検証 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | SIP防災シンポジウム2017 |
誌名 | |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2017/07/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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橋梁構造研究G | 中田光彦 |
橋梁構造研究G | 谷本俊輔 |
橋梁構造研究G | 大住道生 |
橋梁構造研究G | 七澤利明 |
抄録 |
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橋梁基礎は地盤の液状化に伴う側方流動により被害を受ける可能性があり、一度被害を受けると復旧に多大な時間を要することから、その対策が重要となる。本研究では、液状化の影響を考慮した設計がされていなかった時代の基準に基づいて設計された液状化地盤における既設橋台基礎に対する補強工法を提案し、振動台実験による効果検証を行った。提案した補強工法は、鋼管矢板を橋台前面に増設する工法である「鋼管矢板(前面分離型)補強」および鋼管矢板を基礎側面で既設の基礎と一体化して補強する工法である「鋼管矢板(側面一体型)補強」の2種類である。振動台実験の結果より、「鋼管矢板(前面分離型)補強」では、液状化層の変形が抑制されることで、橋台の変位、既設杭に発生する断面力が低減される効果が確認された。一方、「鋼管矢板(側面一体型)補強」では、既設杭が損傷した場合でも補強鋼管により基礎全体の耐震性が確保される効果が確認された。 |