作成年度 | 2019 年度 |
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論文名 | 紫外線照射による劣化したナイロン6粒子とムレミカヅキモの吸着との関係 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第25回(2019年)日本環境毒性学会研究発表会 |
誌名 | 第25回(2019年)日本環境毒性学会研究発表会 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2019/09/25 ~ 2019/09/27 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 | 村田里美 |
土木研究所 | 鈴木裕識 |
エンテックス | 阿部翔太 |
土木研究所 | 李善太 |
桜井健介 他1名 |
抄録 |
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現在マイクロプラスチック(MPs)が環境中の生物に及ぼす影響が懸念されており、種々な生物に対する影響の解明が待たれている。これまで我々の研究では、7種のMPs(ポリスチレン、低密度ポリエチレン、超高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン6(Ny6)、ナイロン12(Ny12)、ポリプロピレン)がムレミカヅキモに与える影響について検討した結果、①PET、Ny6、Ny12でムレミカヅキモに対する増殖阻害が確認され、②その中でもNy6の増殖阻害が最も強いこと、③その要因の1つとして、Ny6が試料中でプラスに帯電し、マイナスに帯電したムレミカヅキモに吸着することで増殖を阻害していることを明らかにした1,2)。一方、環境中に放出されたMPsは紫外線(UV)等の自然劣化を受けるため、純正品のMPsの影響とは異なることが推察される。そこで、本研究ではUV照射されたNy6を用いて、ムレミカヅキモに与える影響を検討した。 |