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発表 10万円の赤外線カメラで可視化した高温の危険と100℃未満の熱資源

作成年度 2019 年度
論文名 10万円の赤外線カメラで可視化した高温の危険と100℃未満の熱資源
論文名(和訳)
論文副題
発表会 建設施工と建設機械シンポジウム
誌名 建設施工と建設機械シンポジウム
巻・号・回  
発表年月日 2019/12/02 ~ 2019/12/03
所属研究室/機関名 著者名(英名)
国立研究開発法人土木研究所吉永 弘志
抄録
赤外線カメラは低価格で小型・軽量化されたものが市販されるようになった。温度を視覚的に捉えることができる赤外線カメラは各種の分野で活用することが見込まれる。発表では土木研究所の排出ガス測定において安全対策に活用した事例を紹介するとともに新たな活用策を提案する。以下、活用策(案)である。1) エンジン、排気系にセンサーを設置する作業等を行う際には火傷、機器の故障に留意することが必要である。事前に赤外線カメラで危険部分を確認できる。また、「火傷注意」等の文字に赤外線画像を付加すると、より効果的と考えられる。2) 雨よけのビニールシートを排気管にかける等、高温となる可能性がある部分の近くに可燃物を置く場合には注意が必要である。電球の熱による遊戯施設での死亡事故例もある。火の後始末の確認等、火災防止に役立てることが考えらえる。3) 炎天下の運転席、路面上は高温になる。熱中症の注意喚起においては赤外線画像を利用することが効果的と考えらえる。4) エンジンの排熱、アスファルト路面等、従来は利用価値のなかった熱源での発電も可能になりつつある。新たな熱資源探しの他、断熱時の熱漏れの発見など熱資源探査に利用可能と考えられる。
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