作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 膜分離活性汚泥法によるノロウイルスの除去効果の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第57回下水道研究発表会 |
誌名 | 第57回下水道研究発表会 |
巻・号・回 | |
発表年月日 | 2020/08/18 ~ 2020/08/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 諏訪守 |
元 土木研究所 材料資源研究グループ | 李善太 |
土木研究所 材料資源研究グループ | 重村浩之 |
抄録 |
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感染性胃腸炎の原因ウイルスの1つであるノロウイルス(NoV)は、活性汚泥法により2log程度の除去効果が得られるが、活性汚泥法の変法である生物学的高度処理法では3log程度に向上する報告がある。一方、活性汚泥処理水や再生水の水質向上などを目的として膜分離技術の導入が徐々に行われつつある。除去対象物質に応じて膜の公称孔径は精密(MF膜)、限外(UF膜)、逆浸透(RO膜)などに大別されるが、MF膜が多く用いられる膜分離活性汚泥法(MBR)の適用事例は平成23年3月時点で16か所となっている。SSや細菌類の除去により良好な水質が得られるとともに、ウイルスの除去効果が高いとの報告事例があるが、限られた知見である。感染性胃腸炎の流行ににより、流入下水中のNoV濃度が高まることから放流先の水利用の状況によっては、下水処理においてより高度な除去効果が必要となることも予想される。本報告では。高度処理法などによる病原微生物の除去率向上評価の一環として、MBRによるNoVの除去効果について、実験プラントと実下水処理場で稼働している実プラントを対象に継続した調査を行った。 |