作成年度 | 2020 年度 |
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論文名 | 雨天時河川中の金属濃度・形態の変動調査とDGT―パッシブサンプリング法によるlabile態金属濃度把握に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 第65回水工学講演会 |
誌名 | 土木学会論文集B1(水工学) |
巻・号・回 | 76 2 |
発表年月日 | 2020/11/04 ~ 2020/11/06 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 服部啓太 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 鈴木裕識 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 平山孝浩 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 村田里美 |
土木研究所 水環境研究グループ水質チーム | 山下洋正 |
抄録 |
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本研究では雨天時河川における金属の全量態とlabile態濃度及び存在比率の変動の検討を目的として,霞ヶ浦流入河川である恋瀬川を対象に調査した.また,人力によるスポット採水(グラブ法)によらないDGT―パッシブサンプリング法に着目し,labile態金属の平均濃度把握を目的として,雨天時河川への適用性について検討した.調査の結果,7種の金属(Al,Fe,Mn,Cu,Li,Ti,V)の全量態濃度はSS濃度の増加に伴い上昇する傾向が見られた.一方で,SS濃度とlabile態濃度の変動に明確な関係性は見られず,SS濃度が上昇すると全量態濃度に対するlabile態濃度の比率が減少する傾向が見られた.また,DGT―パッシブサンプリング法を雨天時河川に適用した結果,雨天時河川においてMnとCuのlabile態濃度がグラブ法と同オーダーレベルで把握された. |